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Waking Life

映画の感想とか

ネタバレ有り 『ラ・ラ・ランド』感想 走り書き

興奮のままに感想を走り書き。ネタバレ有り。

 

時代のミックス

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まず一番に感じたのがこれ。

カラフルな衣装やスタジオのセットは50年代の「古き良きハリウッド」を思わせるのに、ミア(エマ・ストーン)は思いっきりスマホを使っている。かと思えば、80年代感満載のA-haのTake On MeやA Flock Of SeagullsのI Ranが演奏されたり。セブ(ライアン・ゴズリング)はこういう音楽が嫌いなんだけど、バンド仲間のキース(ジョン・レジェンド)は「革命を起こすなら過去にしがみつくな」的なことを言う。

この映画は「前向き」と「後ろ向き」のエネルギーがどちらも存在していると私は思う。現代と過去をミックスさせているのはそのためかな。この辺はしっかり考えたいところ。

 

エマとライアンのケミストリー f:id:okonomiyakisuki:20170228003915p:image

もう、これに尽きる。エマ・ワトソンマイルズ・テラーだったら多分こんなに心揺さぶられなかった(笑)

エマ・ストーンライアン・ゴズリングはそれぞれ大好きな俳優だけど、2人合わさると最強。オードリー・ヘプバーンハンフリー・ボガートにも引けをとらない。彼らが『ラブ・アゲイン』で魅せたキュートさが『ラ・ラ・ランド』では爆発している。

エマの勝ち気そうな目やハスキーボイス、くるくる変わる表情とライアンの優しい目に、ソフトな喋り方、ジェントルマンの権化みたいな佇まいが、相性抜群!超可愛い!君たちが好きすぎて苦しい。

 

まさに観るもの全てが恋に落ちる

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『ラ・ラ・ランド』は本当に観客も恋をしているような気持ちになるシーンがいっぱい。

A Lovely Nightでセブは「君は僕のタイプじゃない」なんて言うけど、本当はパーティー会場の目の前に車を停めていたくせに、ミアが車を探すのについていくの。そしてミアと別れた時の名残惜しそうな表情……。あ、これは恋のはじまりの予感。キューン!

後日、セブはミアの働くカフェにアタックしにやって来る。彼氏について聞いたり、自分の愛するジャズを好きになってもらおうとしたり、ここぞとばかりに映画に誘ったり。映画観るのにネクタイ締めてベージュスーツなのがいい!ミアが彼氏との食事を抜け出すところから映画館のシーンは超良かった。

そこから順調だった2人の関係は、セブのバンドが売れてぎくしゃくし始める。ミアはセブが夢を諦めたことが悲しかった。セブは「ミアが望んだからそうした」「もう引き返せない」って言うけど、都合のいい理由をつけて逃げたんだ。挙げ句の果てには「君は優越感を得るために不遇な僕を選んだんだ」っておい!こら!目そらすな!

 

この後の別れはもーーー悲しい。無理。辛い。でも夢を追いかけることを選択した彼らが愛しくもある。

ラストは泣きっぱなしだった。

2人とも夢を叶えたけれど、1番居て欲しかった人が隣にいない。後悔、未練、後戻りできない辛さ。「あったかもしれない幸せなもう1つの物語」が容赦なく胸を引き裂いてくる。

本当に、覚めて欲しくない夢のようだった。

まだまだ書きたいことも、気になるポイントもたくさんあるけど、まだしばらく余韻に浸ることにしよう。

 

おまけ

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『セッション』観た人はやっぱりどうしても聞こえてくるよね。

「ファッキンテンポォオオ!」